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芋銭は、カッパ絵を多く描いたことから「カッパの芋銭」「芋銭のカッパ」と称され親しまれている。そのカッパワールドが遺憾なく発揮されたのが『河童百圖』である。「百圖」の名が示すとおり、総数百点のカッパ絵で構成されている。これらは単なる「カッパ絵」ではなく、芋銭の人格の反映でもある。実に学殖豊かな作品が、さりげなく描かれている。その背景を知る楽しみは全く尽きない。ささくれた現代社会に生きる私たちにとって、いずれの作品も一服の清涼剤となることは疑いない。本当に愛すべき作品群である。

​なお、茨城県立歴史館において開催された『小川芋銭河童百図展図録』(北畠健執筆編集)中に、百図全図の解説が付されている。

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