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べらむめえ
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『べらむめえ』は、明治39年2月に創刊された雑誌。反権力・反学閥的色彩が濃厚。芋銭の挿絵も同じ性格を有する。第一号巻末には続刊の予告も見られるが、第二号以降の存在は不明。あるいは権力の介入があったか。第一号には、芋銭の「新聞雑誌挿畫論」が掲載されている。挿絵を盛んに描いていた芋銭が、挿絵というものをどのように考えていたかを知る手がかりは、これ以外に未だ確認されていない。論は第二号に続く予定であった。それだけに続きが何としても読みたい。
『べらむめえ』の入手はほとんど望めない。
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雑誌『べらむめえ』表紙 小川芋銭装丁
『べらむめえ』創刊号表紙 画賛:なまくら武士がこわくッて かまくらずめえがなるものか
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出雲の神怒って
画賛:オー本郷の神よ吾等を救い給へ
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コク花の培養
画賛:はなのさく木はいそかしき二月哉 コク花の培養 反権力の色彩が濃厚。
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挿絵三図
上図画賛:白狐欣々神酒ニ酔ヒ油揚ニ飽ク 下右図画賛:玉兎僅ニ搗ク木ノ皮ノ餅 下左図画賛:頓馬僧正画巻の内 貍つくつく考へ腹鼓
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新聞雑誌挿畫論
挿絵画家として、活躍していた当時の、得がたい芋銭の「新聞雑誌挿畫論」。次号にも掲載予定であったが未刊に終わった。
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